「24時間取引が出来るとは言っても、何時頃取引するのがいいの?」まずは世界三大市場からチェックせよ!
どうも、ゆうとです!
投資で意識することの1つに「時間帯」というものがあります。
あなたが株式投資を始めてみたいと考えている場合、
日中働いているのであれば、少し難しいかもしれません。
それは東京証券取引所(東証)が開いている時間にしか取引が行えないからです。
一方、為替相場の場合は、
平日であれば24時間取引可能です。
「インターバンク市場」という銀行間で取引が行われるので、
世界中のどこかの銀行が開いていればトレードができるということになります。
バイナリーオプション、FXが人気の理由は、サラリーマンなど昼間は仕事の人でも、
帰宅後に夜の時間帯でも取引可能なところですね!
理由としては、その時間帯の中心となる国の市場が開き、
取引を行う銀行が存在するからです。
しかし、世界中どこも「土日」は相場がお休みです。
実際に為替の取引が可能な時間帯は、
日本時間の月曜日の早朝から土曜日の早朝となります。
ですが、いくら24時間可能と言っても、
あなたが生活をして起きてる時間と寝ている時間があるように・・・
為替市場にも活発な時間とそうでない時間が当然あります。
時間把握ができていないだけで、
あなたは取り返しのつかない損失を被ってしまうことだってあります。
今回はあなたがしっかりFXに取り組んでいけるために、
「FXの各時間帯の特徴」についてお伝えしていきます。
是非、時間帯をマスターしてあなたのトレードに活かしてください!
・三大市場を意識する
為替相場は24時間取引可能だと話しましたが、
24時間ずっとドレードをするの不可能です。
そのため、1日の中にも市場が活発な時間を把握することがとても重要です。
そして、相場の動きを把握するうえで三大市場の時間を意識しましょう。
三大市場とは
・東京(9時〜17時)
・ロンドン(16時〜翌日1時)
・ニューヨーク(22時〜翌朝6時)
これらの時間はその国の経済が活発に活動している時間です。
・東京市場の特徴
・時間帯
9:00〜15:00
東京時間とは、東京市場の時間帯といいます。
三大市場の中でも「値動きが比較的穏やか」です。
アメリカやヨーロッパに比べて世界経済に影響を与えるような経済指標や要人発言が、
日本から発信されることが少ないことなどが理由に挙げられています。
メリットとしては影響を与えるものが少ないので「急な変動」があまりなく、チャートパターンによる確率を重視して、
セオリーにトレードできる確率が高いのが特徴ですね。
また、東京外国為替市場では「買い支え・売り支え」の形になりやすい傾向があります。
日本人の性格的なものかもしれませんが、どんどん高値・安値を更新していくようなことをがあまりなく、
1つの方向に突き進むことがあまりない印象です。
そして、東京時間の間にそれまでの値動きとは逆の値動きをした通貨は、
ロンドン時間になると東京時間の動きに戻す傾向があります。
すぐに戻ってくる傾向が強いので、「トレンドを追い続ける」スタイルの方には、
東京市場は儲けにくい市場であるとも言えます。
・ロンドン市場の特徴
ロンドン勢が市場に参加してくる日本時間の午後3時辺りは、
トレーダーにとっては注意が必要です。
さらにロンドン時間では「サマータイム」が導入されているため、
「夏時間」と「冬時間」で取引時間帯や値動きが激しく変化するので注意が必要です。
ちなみに、「夏時間」「冬時間」は以下の通りです。
・夏時間:日本時間の午後4時〜翌午前0時
・冬時間:日本時間の午後5時〜翌午前1時
そして、サマータイムにも期間があります。
・サマータイム開始:3月最終日曜
・サマータイム終了:10月最終月曜
トレードをする際は「夏時間」「冬時間」を気にしながらトレードをしましょう。
特徴としてはロンドン市場が開いている時間は、他のヨーロッパの市場はもちろん、
アジアや中東、アメリカが開いている時間と重なっています。
そのため必要的に市場参加が多くなり、取引量が増えます。
例えば、あなたが東京時間からドル円の買いポジションを持っているとします。
理由は「今日の相場は日本時間から緩やかだから、安心してドルを保有できる」とします。
ところが、東京時間とはお構いなしに、
ロンドン勢の都合でマーケットメイクしてきます。
そうなると緩やかだった上昇に安心していたら、一瞬にして逆方向に動いたり、
ヨーロッパ人の「要人発言」で大幅にレートを動かされたりします。
また通貨である「ポンド」は日本では非常に人気です。
しかしこのポンドは「投機的な取引」が多いことによって、
値動きが荒くなる理由の1つにも挙げられています。
・ロンドンフィキシングに注意
日本の東京仲値決定のロンドン版で、日本時間の1時(夏の場合0時)に価格が決定されるため、
この時間は激しいチャートの動きが予想されます。
安易に手を出すと大きな損失につながる恐れもあります。
*「仲値」とは・・
銀行などが金融機関が顧客に外国為替取引を行う際に基準として使用されるレートのことです。
まとめとしてロンドン市場は、ヨーロッパ人特有のしたたかさというように、
「人が嫌がること」を仕掛けてくるのが特徴です。
・ニューヨーク市場
1日の中で最もマネーが動き出すのが、
トレンドが出現しやすく、日本人にとっては深夜にも関わらず、
ニューヨークの時間帯を好んでトレードする方がたくさんいます。
世界取り扱い規模では1位ロンドンに続いての2位アメリカは投資家が多くいる中21時〜24時までは最も大きい市場規模になり、
サプライズ発表などがある場合は値幅が大きく動く可能性があります。
また新興国の中国やブラジルなどの通貨が注目を集めているものの、
米ドルは世界で9割近く使われています。
良くも悪くも世界の経済を動かしているのはアメリカであり、
アメリカの経済市場によって世界の通貨が影響を受けていると言っても過言ではありません。
・ニューヨーク時間の注意点
主には日本時間の21時30分〜23時の時間帯では指標が発表されます。
それにより数値が事前の予想とかけ離れていた場合は、
予想不可能なレートの急騰か急落が予想されます。
・通過ペアを考える
ニューヨーク時間はドルが絡む通貨ペアが活発に取引されます。
そのため、ドルストレート(ドルが絡む通貨ペア)の通過を取引するのが無難です。
前途でも述べましたがニューヨーク時間に取引する日本人トレーダーも多いことから、クロス円の通貨ペアであっても、
ユーロ/円やポンド/円は値動きが活発になることも多いです。
その前のロンドン相場から影響を引っ張ってくることもあるので
ユーロ/ドル、ポンド/ドルにも注目しましょう。
・まとめ
以上の時間帯が活発に動き出す時間になることを把握すれば、これからトレードを始めようと考えているあなたにとって、
リスク管理がしっかりできます。
しかし、これらの時間帯以外でも予想外に大きく動くこともあります。
例えば日本の首相やアメリカの大統領、銀行関係の総裁などのお偉いさんが、
何かを発言するだけで通貨を買ったり売ったりする人によって大きく動きます。
他にもテロや非常事態などの突発な事件が発生すると、それだけで為替は変動します。
いつ起こるかわからない非常事態に備えて取引する際には、
きちんと資金管理や世界で起こっていることを認識していなければなりません。
なので今回は私から簡単なワークをお伝えします。
①まずは三大市場の時間帯を覚える
②三大市場の時間帯の中で気づいたこと3つあげる
③自分が一番やりやすい時間帯を決める
是非実行してみてください!
それでは今回はこの辺で!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
ゆうと